流鏑馬の焼米饗応という儀式をしてきました。 | 働かざる者喰ってばっかり

流鏑馬の焼米饗応という儀式をしてきました。

日記

みなさま こんばんは

今日は、朝6時から流鏑馬の前日の儀式である焼米饗応をしてきました。⇒流鏑馬HP

焼米饗応とは

11月2日早朝から、前久保地区では、乗り子と一行にふるまうための焼米を作ります。焼米は、前久保地内の農家から奉納された米と大豆を材料に、忌み事のなかった男性のみによって作られます。
 焼米は、戦場での非常食を表すものと考えられますが、「前久保の焼米を食べるとしゃくが治る、産後の肥立ちがよくなる、雷が近くに落ちない」との言い伝えもあり、地元の人たちに支持されています。
 焼米をふるまう儀式は、前久保が祭馬区にあたらない年も、必ず前久保地区の人たちによって執り行われています。

作り方は、こんな感じ~

集会所の裏で釜に火を起こし、研いでおいたお米を蒸します。

焼米には大豆も入れますので、大豆も炒ります。

炒った大豆は、筵の上で押し割って皮を取り除きます。

このやり方が、過去からの風習だそうですが。。。

押しつぶす人が、「割れねぇ 割れねぇ」と言うので~
(まぁ あんな柔らかい筵の上じゃ大豆も割れないでしょう)

「下が柔らかいから割れないのでは?」って事で木の板を持ってきて押しつぶすと、簡単に割れました。

ええっ! 昔の人たちは何であんな割れないやり方をしてたんだろう?

毛呂山町の流鏑馬は鎌倉時代からやっていたそうなので、その頃から今日まで何百年割れないやり方をしてたのか?

伝統って恐ろしいですね。

蒸したお米は、扇風機で熱を取りながら固まらないように広げていきます。

このお米と、先ほどの炒って割った大豆を合わせれば出来上がり。

こんな感じのものが出来ます。

コイツを、半紙にちょっとずつ包んで、各家庭に配ります。

焼米が出来て、しばらくすると流鏑馬会場である出雲伊波比神社から的を射る乗り子が乗った馬が3頭来る予定でしたが、本日の雨によりお馬さんで来るのは中止となり、乗り子は車で来ることになりました。

乗り子は、15歳前後の少年が3名です。

コチラは、 矢取りと呼ばれる方々。

乗り子は、この後小一時間私たち役員がおもてなしをします。

その間、矢取りの方たちもおもてなし。

さらに、口取りと呼ばれる方々にもおもてなし。
(口取りとは、乗り子や馬の世話をする人のこと)

口取りの方たちには、日本酒がジャンジャンふるまわれます。

「ホイホイ」という口取りたちの威勢のよい掛け声とともに、お酒の回し飲みが始まります。

小一時間で5升空いたかな~

で、乗り子が神社に戻ると、焼米饗応の儀式は終了です。

この後、慰労会があり帰宅したのは19時

13時間も儀式に費やし、メッチャ疲れました。

それほど出歩いてないのに、歩数は9,266歩も歩いていたようです。

ただ、先輩たちが言うには、今回はお馬さんが来てないからまだ楽な方だとの事でした~

この行事に80歳代の人たちがそれほど疲れた顔を見せず、やり切ったことが凄いと思いましたね。

ただこれから、さらに高年齢化してくるので、伝統行事もいろいろ考えなくてはならないかもしれません。

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